文字のサイズを変更する場合

HOME > 患者さま・ご来院の皆様へ > 診療科のご案内 > 脳神経外科

診療科のご案内

脳神経外科

診療科案内

 

 人間の意思、行動、個性を規定し、自律神経やホルモンを介して全身を制御しているのが、脳や脊髄を含む神経組織です。神経組織は脆弱であることに加えて復元不可能なものなので、様々な病態からの保護や疾病による損傷を最小限に食い止めることが神経疾患の医療の目的であり、そのために外科的処置を行うのが「脳神経外科」です。
 神経組織を栄養する血管病変の治療、血腫や腫瘍、異物などによる神経組織への圧迫の解除、脳脊髄液循環の改善、薬物注入や電極留置による神経機能の調整が主な治療内容です。
 脳神経疾患では、他の疾病を合併や、後遺症が生活に影響を与えることが多いので、神経内科を始めとする他の診療科や、看護、リハビリテーション、ケースワーカーなどの医療スタッフと協力しながら患者さんの治療、支援を行います。

※現在の診療体制、設備の状態では、当院での手術、血管内治療、血栓溶解療法などの集中的管理を要する治療には対応できません。そのため、それら治療を要すると判断されたら、対応可能な医療機関に紹介、転送させていただきます。紹介、転送を要しない場合は、当院で、外来、入院での治療を行います。

こんな症状があったら当科で受診しましょう

・頭痛、手足の麻痺、歩行障害
・めまい、失神・意識消失
・手足のしびれや感覚障害、物忘れ、記憶障害
・けいれんやふるえなど、顔面麻痺、顔面けいれん、顔面の痛み
・ろれつが回らない、言葉がうまくでない 眼瞼下垂、物がダブって見える
・頭部打撲、処置を要する頭部の傷・出血

治療にあたる主な病名と主な治療法等

 

1頭部外傷
頭部打撲後に意識消失、意識の低下がある場合、頭蓋内病変を伴っている可能性が少なくないので、CTやMRIでの評価が必要です。また、出血や深い傷があれば傷の処置を要します。軽度の損傷であれば、入院での経過観察を行いますが、多量の頭蓋内出血、広範な脳挫傷、変形を伴う頭蓋骨骨折などで手術が必要となることがあります。また、軽微な頭部外傷でも、受傷後1-3カ月程度をかけてゆっくり頭蓋内に血腫がたまる「慢性硬膜下血腫」によって脳機能障害をきたすこともあります。その場合には、局所麻酔での手術が必要となります。

2脳腫瘍
良性、悪性にかかわらず、頭蓋内で腫瘍が大きくなると、周囲の神経組織を圧迫して脳機能障害や頭痛、吐き気を引き起こします。小さな良性腫瘍であれば経過観察を行いますが、悪性腫瘍や、大きくなって症状を呈した良性腫瘍には外科的治療を要します。悪性腫瘍の場合、化学療法、放射線照射の追加も検討されます。

3脳梗塞
多くは薬物治療、リハビリテーションの対象となるのですが、発症から時間が経っていない超急性期の脳梗塞は血行再開通のための薬剤での血栓溶解療法や血管内治療が有効な場合があります。また、慢性期に再発予防のための血行再建手術を要する方もいます。広範囲の脳梗塞では救命のための減圧開頭術を行う場合があります。

4脳出血
小さなものは薬物療法とリハビリテーションで治療を行いますが、大きな脳内血腫では、頭蓋内圧上昇による意識障害、嘔吐などを改善させるために、血腫除去手術を行うことがあります。

5水頭症
脳脊髄液は脳内や脳周囲の隙間をみたして脳を保護しています。脳脊髄液の循環、吸収が障害されて、脳脊髄液が過剰にたまって、頭痛、吐き気、認知機能低下、歩行障害、失禁などの症状を起こす病態を水頭症と言います。過剰な脳脊髄液を他の部位に排出できるようにする手術が必要となります。

6三叉神経痛/顔面けいれん
三叉神経痛に対しては、抗てんかん薬での薬物療法、顔面けいれんに対してはボツリヌス毒素局所投与による治療が行われますが、神経が血管に圧迫されていることが原因だと特定できれば、圧迫を解除するための手術が行われます。

医師紹介

氏名
所属学会
履歴
原 一志 日本脳神経外科学会(専門医、指導医)
日本神経内視鏡学会(技術認定医)
日本脳神経外科コングレス
日本脳卒中学会
日本脳卒中脳外科学会
日本間脳下垂体腫瘍学会
日本頭蓋底外科学会
日本脳ドッグ学会
日本頭痛学会
日本東洋医学会
日本救急医学会
日本神経血管内治療学会
弘前大学卒、東北大学大学院卒
当面、保存的治療と、創傷処置、手術の要否についてのご相談で皆様のお役に立てるよう努めます。また、頭痛、めまいをはじめとする慢性症状に対する漢方治療も対応いたします。お気軽にご相談ください。

▲ページ上部へ